ビジネス街へと変わるか、再開発が進む渋谷


2019年11月26日に渋谷パルコが改めてグランドオープンしました。最近では渋谷の再開発が進み、多くの高層ビルが建設されているのをご存知でしょうか。

 

渋谷は2020年を目処に再開発プロジェクトが進んでおり、若者のまちからビジネスの街へと変わるのでしょうか。

渋谷再開発プロジェクトとは


渋谷の再開発には東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)が関係者として協力している渋谷の大規模再開発プロジェクトとなっています。

 

2012年4月26日に開業した渋谷ヒカリエから始まっています。しかし、渋谷はすでに多くの人に利用されているにも関わらずここまで大規模な再開発を行うのでしょうか。

 

それには、渋谷の立地と利用者の層が鍵となっているようです。渋谷は、JR、東京メトロ、東急電鉄、京王電鉄が通っており非常に素晴らしいアクセスを持っています。

 

しかしながら、ビジネスマンにとっては乗換のための駅となってしまっていることも多いでしょう。渋谷には若者が買い物をしたり飲食をするようなお店が並んでおり、ビジネスのイメージを持っている人も少ないでしょう。

 

これには、渋谷にはオフィス不足ということがあり、オフィス自体が渋谷にあまりないのでそもそもビジネスマンが渋谷に用がないというのが問題となっているのです。

 

そこで、2012年に渋谷ヒカリエが開業したことか、次々と大型のビルが建設されており、オフィス不足が解消される見込みとなっています。

渋谷ヒカリエ

住所 東京都渋谷区渋谷二丁目21-1
開業 2012年4月26日
高さ 182.5m
階数 地上34階、地下4階
敷地面積 9,640.18㎡
延床面積 144,545.75 m²
公式HP http://www.hikarie.jp/

渋谷の開発プロジェクトとして最初に開業したのがこの渋谷ヒカリエです。東京東横線、東急メトロ副都心線の渋谷駅と地下で直結している建物で低層部はカフェやレストランなどの商業施設が入っており、中層部には「ヒカリエホール」などの文化施設が入っています。

 

高層部はオフィスになっており、DeNAなどがテナントとして入っています。以前はLINEも入っていたのですが、2017年に新宿に引っ越してしまったようです。

 

また、渋谷ヒカリエは変化し続ける渋谷のシンボルとして「新たな価値を創造、発信していくプラットフォーム」 になることをめざしています。

 

名前の由来としてはプラネタリウムや映画館があった東急文化館のDNAを引き継ぎ、「渋谷から未来を照らす」ということを目指して名付けられたそうです。

渋谷ストリーム

住所 東京都渋谷区渋谷三丁目21-3
開業 2018年9月13日
高さ 約180m
階数 地上35階 地下4階
延床面積 約116,000㎡
公式HP https://shibuyastream.jp/

渋谷ヒカリエが開業してから六年ほど経過した2018年に開業したのが「渋谷ストリーム」です。

 

名前の由来は、敷地に寄り添うように流れている渋谷川、急東横線渋谷駅の線路跡地の緩やかなストリートを表現すると共に、新しいモノ・コトを世界に発信し「クリエイティブ・ワーカーの聖地」として新たな次代の流れを生み出し続けたいという想いから名付けられたようです。

 

屋上と低層階の壁面を緑化しており、大都市渋谷の中でも自然を感じられるような作りになっていたり、高層部には縦長のホワイトパネルと窓が組み合わさって、地表から空へとグラデーショナルに繋がるデザインによって周辺との調和を図っていたりと、近未来を象徴するデザインとなっています。

 

テナント企業にはGoogle合同会社が入っていることでも有名です。

渋谷スクランブルスクエア

住所 東京都渋谷区渋谷二丁目24-12
開業(東棟) 2019年11月11日
高さ(東棟) 229.71m
階数(東棟) 地上47階 地下7階
延床面積(東棟) 181.000㎡
公式HP https://www.shibuya-scramble-square.com/

東棟、中央棟、西棟の3棟で構成される「渋谷スクランブルスクエア」は現在、東棟が完成し11月に開業しました。西棟、中央棟を含めた全体が完成するのは2028年を予定しています。

 

現在東急百貨店東横店西館が立っている場所が西棟、JR渋谷駅の真上が中央棟の建設予定だそうです。

 

東棟は地下2階から14階が商業施設となっており、15階は産業交流施設、17~45階がオフィス、45階~屋上が展望施設である渋谷スカイとなってます。

 

テナント企業には、サイバーエージェントの広告部門のオフィスが入る予定、他にもミクシィも本社をスクランブルスクエアに移動する予定です。

最後に


渋谷ヒカリエ、渋谷ストリーム、渋谷スクランブルスクエアの3つを紹介しましたが、大企業のオフィスが次々と渋谷に集まっていることから、今後もIT企業を中心に渋谷にオフィスが集まっていくのではないでしょうか。

 

今回紹介できなかった、渋谷フクラス、渋谷ブリッジなども是非調べてみてください。先日オープンした、渋谷パルコの影響もあり、若者とビジネスが交差する街渋谷へと変化してくのか楽しみです。