IT業界最大手のFacebookの新オフィスは東京ドーム3個分!?

世界で多大なシェアを誇るソーシャルネットワークサービスを展開しているFacebookが、アメリカ合衆国ニューヨーク州のマンハッタンに東京ドーム3個分の広さである約計14万平方メートルののオフィスを借りることが明らかになりました。

Facebookの新オフィスはどこ?


新オフィスはマンハッタンの南西部に三井不動産も開発に参画しているハドソンヤードです。ハドソンヤードの発表によると、既に完成している「55ハドソンヤード」と「30ハドソンヤード」でそれぞれ約5000平方メートル、2万5000平方メートルのスペースを借りるそうです。

 

2022年の竣工を予定するビル「50ハドソンヤード」では床面積約11万平方メートルもの巨大スペースを賃借するとのことです。

 

現在、Facebookの本社はカリフォルニア州のメンロパークにあり、マンハッタンではアスター・プレイス近くにはメインオフィスを構えています。

 

Facebookは「次の成長段階を検討した際、最新のオフィススペースが芸術、文化、メディア、商業にアクセスを提供する活力のあるコミュニティの中心に位置することが重要だった」と声明を出しています。

 

2020年から入居を予定していると発表し、まだハドソンヤードに移動する従業員の規模や組織については決定していないそうです。

Facebookの歴史


創始者であるマーク・ザッカーバーグと、マークのハーバード大学のルームメイトであるエディアルド・サベリンが2004年に創業しました。

 

名前 マーク・ザッカーバーグ Mark Zuckerberg
生年月日 1984年5月14日(35歳)
出身地 アメリカ合衆国ニューヨーク州ホワイト・プレインズ
民族  ユダヤ人
出身校 ハーバード大学工学部計算機科学専攻⇨中退

 

ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグはインターネット上にハッキングをして入手したハーバード大学の女子生徒の身分照明写真を公開し、顔を比較して勝ち抜き投票させる「フェイスマッシュ」というゲームを考案しました。

 

このゲームが問題となり、マークはハーバード大学の半年間の保護観察処分を受けています。2004年にはハーバード大学の学生が交流をするサービス「Thefacebook」を開始しました。

 

サービス開始時はのFacebookの会員はハーバード大学のドメインのメールアドレスを持つ学生のみに限定されていましたが、会員数を増やすために徐々にボストン地域の大学、アイビーリーグの大学、スタンフォード大学へと会員の対象を広げていきました。

 

そして最終的には13歳以上の人全てが会員の対象となり、ユーザー登録時に13歳以上であることを宣言すれば誰でも会員に慣れるようにし、2019年現在では会員数はなんと全世界で24億人を突破しています。

 

日本においては2008年5月に日本語化されたインターフェイスが公開されました。CEOであるマークが日本で記者会見を開き、日本語翻訳に携わった全ての利用者に感謝を示しました。

 

Facebookが日本に進出した際に日本で流行していたSNSでは、mixi、Mobage、GREEなどの既存SNSの影響があり、他国と比べてFacebookの普及が進んでいませんでした。

 

Facebookでは実名登録と顔写真の登録が義務付けられており、匿名性で流行っていたツイッターなどもあり、日本人の性格には合っていなかったようです。

 

しかし、そんな日本国内においてのユーザー数は2800万人を突破しており、20代と30代をメインにユーザー登録がされています。

今後のFacebook


マークは今年3月のブログで、Facebookは今後プライバシーを重視してより少人数で楽しむコミュニティーへと転換させる考えを示しました。

現在のFacebookでは不特定多数の人々と投稿を共有する仕組みですが、今後は少人数のグループでやり取りできるようサービスの軸を移すようです。

インスタグラムを傘下に持つFacebookですが、「最近は、人々がより私的な交流を求める動きが強まっている。」とマークが指摘し「ネットの将来を考えると、プライバシーを重視した交流基盤の方が、今日の開かれた基盤よりも重要になる」と考えを示していました。

また、「プライバシーや表現の自由などの人権を保護していない国にはデータセンターを設置しない」として中国には進出をしないということも明らかにしました。

最後に


サービス開始当初から世界的に人気を誇るサービスのFacebookですが、Instagramを傘下にしまだまだ成長を続けていることがわかりました。

グーグルやネットフリックスなどのIT企業も勢力を伸ばしていますが、新しい画期的な企業もいつ現れてもおかしくありません。

天才マーク・ザッカーバグによるIT業界を牽引していくであろうFacebookの動きに注目ですね。